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2011年1月16日 (日)

「経済が破綻する」などと言って金を騙し取った会社社長を逮捕(No.36)

1月16日のNHKニュースによると「経済が破綻する」などと言って金を騙し取った会社社長を逮捕したそうである。これは架空の投資話で顧客から金を集めた話しだが、ここまで露骨にやらなくても、財政が破綻するとか、国家破産とか、預金封鎖とか、国民に恐怖を起こすような言葉を並べて、新聞・雑誌・書籍の売り上げをのばそうという悪徳業者が日本中にあふれており、それが日本人に不安を募らせ、自信を喪失させ、将来不安を引き起こしている。このため将来へのそなえをしなければと国民全体が考えているから消費が減退し、いつまで経っても不況脱却・デフレ脱却ができない結果を生み出している。

パソコン、携帯電話、テレビ等を見ても、目覚ましく進歩しており、技術の進歩によって我々の生活には、ゆとりが出て当たり前のはずである。しかし、実際は逆になっている。それは次の内閣府の国民生活基礎調査の結果でもはっきり表れている。

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このように国民生活を苦しくさせたのは、財政が破綻する・経済が破綻するなどと言って国民に恐怖を煽り、耐乏生活を強いた政府・マスコミ等に責任がある。国の借金が大変だというが、国は通貨発行ができるのであり、国の借金は何の意味もない。通貨発行なしには国の発展はあり得ないし、国民の生活を守ることはできない。

今から28年前で、すでに政府は財政非常事態宣言を出している。非常事態宣言を出すこと自体、国は自由を束縛され、発展に重大な障害になることを忘れてはならない。防空壕で不自由な生活を強いられることを考えれば、国に非常事態宣言を出すときは、本当に実害が伴う危機がせまったときにごく短期間だけ出すべきである。政府の発言からすれば、いまだ非常事態宣言は解除されていないように思える。28年間も非常事態宣言が出ているような国が厳しい国際競争に勝てるわけがない。具体的に何が危機で何が危機でないのかをしっかり見極める必要がある。当時はこれ以上国債を発行すると金利が上がって景気が悪くなるということだった。実際は上がるどころか下がっていった。

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政府は、非常事態宣言が誤りであったと謝罪すべきである。この非常事態宣言が与えた国民生活への悪影響を考えれば、政府の犯した罪は、NHKニュースで報じられたあの会社社長よりはるかに重い。

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コメント

コチラのブログでは初めまして。
日本経済復活の会では毎度お世話になっている者です。
「経済が破綻する」詐欺師として、昨年の辛坊治郎に続く、
最近の代表格がこの方だと思うのですが、会長はどう思われますか?
破綻房の管首相が彼の本を買って、信奉にすがっている模様です。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1101/20/news009.html

これでは、アタリ氏ではなく、”ハズレ”氏だと皮肉も言いたいものですが。

この氏が言う公的債務を解消する方法のうち、
4のインフレと7の経済成長を組み合わせたものが会長の主張ですよね。
何故、これをアタリ氏は避けているのかが気になるところではあります。

結局のところ、記事でアタリ氏が示している解決策も、
三橋流で言うところの「それはインフレ期の解決策です。」といったところでしょうか。
また、どうやらこの方は、まだ現役らしいので、フランスやEUの思惑というものも、
かなり含んでいるのではないかと思うところです。
現在はギリシャを発端に、ユーロ危機ですから、日本からの外貨を得るために、
日本の財政破綻普及活動(円を外貨に換えましょう活動)に
勤しんでいるのではないかなと睨んでいます。

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投稿: MI | 2011年1月21日 (金) 01時01分

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