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2011年4月26日 (火)

通貨の信認について(No.68)

たくさんの国会議員と話してみて、一気に日銀の国債引き受けに賛成する議員が増えていると感じます。日銀引き受けで必ず反対の理由とされているのが「通貨の信認を失う」ということです。4月12日に金子洋一が白川日銀総裁に「通貨の信認」とは何かと財政金融委員会で質問してますね。

白川氏の答えは

【通貨の信認、物価の安定ともう一つ、これは最終的に通貨の支払、】つまり

①物価の安定を失うこと

②通貨の支払いができなくなること

だそうです。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0105/main.html

驚きですね。国債を日銀が買わなかったから、デフレが続いた。日銀の言う物価の安定とはデフレを維持することです。どの国もデフレにだけは絶対に避けなければならないと考えているのに、日本だけは絶対にデフレを続けるということですね。国債を買えばデフレを脱却できると分かっていて、デフレを脱却させないと必死で抵抗する日銀、まさに国賊です。

もっと驚くのは、日銀が国債を買えば、通貨で支払いができなくなるだろうということ。全国のどこのお店で円を受け取らなくなるのか、白川さんは言わなければなりません。一軒でもそんな店がありましたら、お知らせ下さい。このブログでご紹介させていただきますから。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

日銀の役割は通貨安定・インフレ防止。
財務省の使命は無駄遣いの見張り。
両者はちゃんと役割をこなしているだけだと思います。

だとしたら、デフレに対して役割を果たしていないのは誰?
私的には責められるのは責任転嫁に明け暮れている政治だと思いますがね。

すごくがっかり。

投稿: あれ? | 2011年4月26日 (火) 22時41分


復興構想会議に読売・朝日の関係者 政権チェック弱まる恐れ
http://www.news-postseven.com/archives/20110427_18558.html

国民に背を向けて既得権益者に尻尾を振る菅直人政権が堂々と権力の座に居座っていられるのは、その「一味」に政権を監視するはずの大メディアが加わっているからである。

 財務省から増税のミッションを託された菅首相設立の「復興構想会議」の委員には、新聞界から2人が参加している。

 渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の腹心と呼ばれる橋本五郎・読売新聞特別編集委員と、元朝日新聞論説委員の高成田享・仙台大学教授である。

 大マスコミが権力の一部となって政策立案に関われば、もはや政権に対するチェック機能は働かない。菅首相が復興政策づくりにメディアの助けを借りた効果はてきめんだった。

 朝日新聞は4月18日付朝刊で〈復興増税「賛成」59%〉という見出しで世論調査の結果を掲載した。読売新聞が報じた世論調査(4月4日付)の増税賛成は「60%」。毎日新聞(4月18日付)は「58%」と、大メディアは横並びで「増税キャンペーン」を展開している。

 しかし彼らの“調査”では、「増税以外の財源論」は選択肢にない。「復興のために増税を我慢しますか、絶対に反対ですか」と聞けば、多くの国民が「賛成」といわざるを得ないのは当然ではないか。

 見逃してはならないのは、この利権にまみれた「政・官・報トライアングル」の利害が、国民の利害と決定的に相反することである。

「脱原発」ではなく「原発維持」、「増税なき復興」ではなく「大増税」、「国民の安全」より「政権の安定」、これで得するのは利権を手にする政治家と官僚、そして彼らの腰巾着でいたい大メディアだけである。

※週刊ポスト2011年5月6日・13日号


     売国省としか思えない財務省の、言いなりですね!


中川元大臣も嵌められましたよね!
篠原尚之財務官のあの態度は何だったのか?
↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=cOVUfPQdY14


白川日銀総裁も同席してましたよね!
↓↓↓
http://www.youtube.com/user/hosizorajp?feature=mhum#p/c/8041E95EC625633E/36/38nt8s6uAtM


日銀も、財務省も国際金融資本の手先(ぐる)でしょう!
↓↓↓
http://www.youtube.com/user/hosizorajp?feature=mhum#p/c/8041E95EC625633E/34/GieEA5sJQsI

投稿: 星空 | 2011年4月27日 (水) 09時34分


目的は、世界政府、
イギリス国民党、Nick Griffin氏もハッキリ言ってますね!

イギリス国民党、Nick Griffin氏による2009年11月24日、ヨーロッパ議会での主張です。
↓↓↓
http://www.youtube.com/user/hosizorajp?feature=mhum#p/c/8041E95EC625633E/12/aLUjoe2TD88

投稿者: BERSERKHAWKWIND | 2009/12/22 | 再生回数 2,771 回

この世界的な詐欺の発祥地と言えるイギリスでも、言うべき事をきっちりと言う人物は実在します。

投稿: 星空 | 2011年4月27日 (水) 10時32分

国会で追及してもなかなか、既存メディアには取り上げてくれませんね。
もっともっと、国債引き受けに賛同する国会議員のみならず、地方議員も増やして
いく必要があると思います。あらゆる場面で問題にしていく回数を増やして
いきましょう。多数派を増やしてメディアも取り上げざるをえない状況にしましょう。
私達も身近な人、理解してくれる人、一人から二人・・・と広げていきましょう。

投稿: | 2011年4月27日 (水) 23時17分

最近はデフレ問題を扱った本がベストセラーに
なるように、今まで日経しか読まなかったな
ような人でもマクロへの関心が非常に
高いようです。

ボクは時事経済ネタをA4にまとめ
たまに仕事関係の人に渡してたりしてます。
興味持って読んでくれる人多いですよ。

投稿: fa | 2011年4月28日 (木) 00時46分

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