展望レポートもホームページも支離滅裂だと日銀が認め書き直した(No.222)
No.220で日銀展望レポートが支離滅裂だと指摘した。同様の追求はNo.221とNo.218で質問主意書で厳しく追及した。直接日銀や内閣府に電話し同様に追求した。その結果遂に日銀が白旗を揚げホームページを11月7日書き換えた。このことを本日11月8日、新聞各紙が報じている。
書き換えの前:
長期金利の水準は「人々の予想や将来の不確実性に左右される」として、操作が難しいとしていた。また長期金利は「なるべく市場メカニズムに委ねることが望ましい」とも書いていた。
書き換えの後:
マイナス金利と大規模な国債買い入れの組合せが、長短金利全体に影響を与えるうえで有効だとわかった。
この書き換えは「長期金利を0%程度に誘導することを金融政策の目標とする」という新たな枠組みを決めたのだから当然である。そうであれば、今後金利の暴騰、つまり国債の暴落はあり得ないと日銀が宣言しなければならない。そうすれば、政府も安心して財政を拡大できる。なぜなら財政を拡大しない理由は「国債が暴落する」ということと「ハイパーインフレになる」ということだった。ハイパーインフレにならないことは政府はすでに質問主意書で認めており、国債暴落なしならもう財政拡大を阻止する理由はなくなった。
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コメント
今晩は。higashiyamato1979です。財務省よ、日銀を見習え!・・・これだけです。
それでは決まり文句! お金が無ければ刷りなさい! 労働はロボットに!人間は貴族に!
投稿: higashiyamato1979 | 2016年11月 9日 (水) 18時50分