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2018年12月22日 (土)

内閣府が試算を発表:政府支出を拡大すれば国の借金は実質的に減少する(No329)

12月19日に内閣府は「経済財政モデル(2018年度版)」を発表した。
https://www5.cao.go.jp/keizai3/econome/ef2rrrrr-summary.pdf
このモデルは内閣府が毎年2回公表している「中長期の経済財政に関する試算」を行うために使われている。そして今回の試算は様々な政策を政府が実行した場合に、日本経済にどのような影響が現れるかを詳細に示したものであり、我々は何年もの間このような試算をするように内閣府に求めてきた。これはそれに答えるものであり極めて貴重な資料である。

特に重要なのは②の「政府支出を5年間毎年約5兆円増やしたときどうなるのか」についての分析である。日本においては政府支出を増やす事は将来世代へのツケを増やすから悪いことだとされている。国の借金が今の10分の1であり財政は全く健全であった1982年にすでに政府は財政非常事態宣言を出している。
http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/no327-c485.html
日本は世界一財政を拡大するのを嫌う国であり、緊縮財政を30年以上続けており、その結果需要不足のため急激に衰退している。今回の内閣府の試算は政府支出を毎年5兆円増やしたときどうなるかを示した画期的な試算である。詳しくは上記論文の9頁の②を見て頂きたい。
【政府支出を毎年5兆円増加させる場合1年後はどうなるか】
可処分所得は0.60%増加
消費は0.26%増加
設備投資は0.19%増加
名目GDPは1.16%増加
財政赤字は4.733兆円増加
税収は1.257兆円増加
その結果国の借金のGDP比は1.62%pt減少する。

つまり将来世代へのツケは実質的に減るのである。
え!っと驚く人がいるかもしれないが、国の借金の増え方よりGDPの増え方の方が早いのだからこれは当然の結果だ。日本以外の多くの国は財政拡大にそれほど抵抗がなくGDPがどんどん増えるので、国の借金が増えても借金のGDP比は大きくならないのである。つまり政府支出を増やすと、通常の日本人が考えるのと逆に将来世代へのツケは実質的に減る。もちろん、インフレ率が高くなりすぎているときは、それ以上歳出は増やすべきでなく、引き締めに転じるべきだが、日本のように非常に長期間デフレ脱却ができていないような国では、歳出拡大が景気をよくし、デフレから脱却でき、しかも債務のGDP比も減らすことができるのである。そして景気がよくなり過ぎて、インフレ率が高過ぎるほどになったときは緊縮財政に転じれば良い。

上記の内閣府の試算だが、債務のGDP比が減少するのは最初の3年間で、それ以降は増加に転じるとある。これは景気上昇で金利が上がることが仮定されているからであり、日銀が強力な金融緩和を続けゼロ金利を続けるなら4年目以降も債務のGDP比は減少を続ける。今回の内閣府の試算は大変興味深いものであり、更に詳しくモデルの内容を電話で質問した。それに対して内閣府の方は丁寧に答えて下さった。その会話で内閣府と我々とでは考えの違いはほとんどないと感じた。以下はその質問の内容と内閣府の回答を示す。
――――――――――――――――――――――
Q 12月19日に発表された経済財政モデル(2018年度版)についてお聞きします。
2010年から2018年まで発表がなかったのはなぜですか。
A この間東日本大震災もありモデルを出す機会が無く、経済の状況が変わり続けていたから。
Q 今回は政府支出を実質GDP1%増やす場合の乗数を出している。2010年度版は公共投資の場合を考えていた。どうして変えたのか。
A モデル上では政府支出も公共投資も同じような効果を持つようなモデルができています。特段予断を与えないというかモデル上ではどちらを増やしても同じ軌道を示すものでしてそこは分かりやすいように政府支出をまとめたという形です。
Q 政府支出と言っても色んなものがあって公共投資も含まれているのですよね。
A はい。
Q それぞれで乗数が違うと思うのですが。公共投資以外は乗数が落ちるとかということはありますか。
A 確かにどの項目を増やしたら乗数が変わるということはあるとは思いますがこのモデル上ではそういった細かい点は反映してなくて、例えば公共投資を増やしたら生産性が上がるといったようなことは織り込んでおらず、単純に実質GDPの構成項目が増える事により乗数効果が発生するというようになっていまして、その点ではこのモデルは単純化しています。
Q 前回は公共投資に限っていましたね。
A 前回も同じで政府消費でも公共投資でもモデル上では同じ効果になります。公共投資だと言って生産性に与える違いは考慮してない。つまり公務員給料で払っても公共投資に使っても同じということにモデル上ではなっています。
Q 実際は違いますね。
A はい。厳密に見れば違います。
Q 平均したような感じで入っているのですか。
A そうですね。
Q ということは、内容は今回と前回とで変わっていないのですか。
A そうですね。大きな変化はないと考えています。
Q 実質GDPの1%増やすということは5兆円くらい増やすのですか。
 政府支出は100兆円くらいですか。
A 政府支出は130兆円くらいありますから5兆円は4%くらいです。
Q 5年間続けると金利が上がってくるのですか。
A そうですね。クラウドアウトしている。
Q 5兆円くらいを政府が使うから民間が使えなくなるという感じですか。
A そうですね。
Q 政府が国債を発行すれば民間の資金を取り上げることになるということですが、今マネタリ-ベースが500兆円くらいありますね。
A そうです。
Q 5兆円くらい使ってもとてもクラウディングアウトなど起こらない気がするのですが。
企業の内部留保も300兆円くらいあるし、5兆円など取るに足りない気がするのですが。日銀が国債を買っていますね。もともと年間80兆円日銀の保有残高が増えるように買っていたが、もうそんなに買えなくなりました。
A この乗数分析上はゼロ金利は外しています。
Q ゼロ金利ではないんですか。
A はい。だから金利が上がっています。今のゼロ金利を維持するための国債の買い入れ額をそのまま維持するという形ですね。
Q 経済財政の中長期試算も出していますね。
A はい。
Q その試算だとゼロ金利は暫く続けるとなっていますね。
A はい。
Q このようにトントン金利が上がっていくようにはなってないですね。
A はい、なってないです。
Q それと整合性はどうなっていますか。
A 乗数の考え方は、今のゼロ金利をするために日銀が手を打っている内容をそのまま続けます。ただしこの乗数のショックを与えたときには、この場合だと資金需要が高まったので国債を売りますという新たな経済の動きに対応して日銀が対応することは無いということです。今の買い入れ額をそのまま維持するということです。
Q 買い入れ額は年によって随分変わっていますね。年間80兆円と言っていたのがどんどん下がっていますね。もう買えないから下がっているのであって、財務省がもっと国債を出してくれれば買えるようになる。これを見ると物価の値上がりも僅かです。もともと2%のインフレ目標ですから、その目標に達するまで国債を買うと思います。もしも経常赤字が続いていてもうカネがないという小さな国であれば資金を民間と政府で取り合いにあって、国が多く使うと民間が使えなくなるという状況になるのですが、日本はそういう状況にはありません。
A そうですね。
Q 現実離れというか、日本の経済を表しているように見えず、これはどこの国の経済だろうと思ってしまいます。日本経済に即した計算をしたほうが良いのではないですか。日銀も長期金利の誘導目標を2016年に0±0.1%、2018年に0±0.2%としましたが、現在は長期金利0.03%くらいでしょうか。非常に低いですね。日銀のホームページにも書いてありますが、マイナス金利と大規模な国債買い入れが長期金利全体に影響を与える上で有効と、つまり長期金利はコントロールできると日銀も宣言している。だからこと長期金利の誘導目標を0%と高らかに宣言した。日銀はやりますと決意を言っている。金利が上がってきたら下げる。ずっと下げるわけでもないでしょうが景気が回復するまで下げると言っているわけですから、それに即したモデルにしなければまずいと思います。
A 実際に金利が上がってきたときは対応するでしょうが、モデルでは日銀の主体的な行動といったものは織り込んでおらず、単純にモデルの動きを示しています。
Q 日銀がゼロ金利を続ける場合と続けない場合との両方を出した方が良いと思います。かなり影響があるでしょう。金利が経済に影響するしGDPにも影響します。
A そうですね。
Q 金利が上がったらどうなるかも8番目に計算してあります。
A はい。
Q 金利が上がれば経済が減速するが、経済を減速させなければならない状況かということです。消費者物価が少ししか上がってないのでこのくらいの景気対策ではまだまだでしょうから金利を上げる必要はありません。短期金利も長期金利も0%にしておくと状況はかなり変わってくるでしょう。
A そうですね。この乗数表自体はモデルの挙動を単純に見ることが主旨です。
Q 現在の日本経済の実態を表していないと思うのですが。
A 8番の乗数で金利を上げたときの影響が示してありますから、それと合わせて見て頂けるとよいかと思います。
Q ですから金利が上げなければもっと経済がよくなっていただろうというのは分かりますね。
A そうですね。2と8の乗数を組み合わせれば分かります。
Q 金利が上がれば円高になりますね。
A そうです。
Q 金利を抑え続ければ、円高は阻止できる。つまり金利を抑えた方が経済にとってはよいですね。
A そうです。
Q デフレ脱却が大きな目標ですから。
  2010年の試算では輸出が大きく増えている。今回の試算では輸出はほとんど変わらない。
A そうですね。輸出の周りは若干モデルが変わっていて、昔のモデルは輸出を考える時に為替の他に輸出余力というのか、GDPギャップがあって生産過剰のときに輸出に回すといったことにしていた。今回のモデルはそれは考えてない。
Q 両方のモデルともGDPギャップは下がって行きますね。
A じつは、2010年度版はGDPギャップの符号が逆になっています(定義がマイナス1倍という意味)。つまりプラスが供給超過を表している。今回はプラスが需要超過になるようにした。
Q 前回のものは長期金利は5年間ほぼコンスタントだったが、今回はどんどん増えていく。だから前回に比べクラウディングアウトが強く効くということですか。前回は日銀は異次元の量的緩和してなかったし、今回はしてますからその意味では今回のほうがクラウディングアウトは起きにくいと思うのですが。
A そのへんの日銀の努力は考慮に入っていなくて物価とGDPギャップの関係を捉えていて、金利が上がり続けるのは物価の動きを反映しています。物価が高くなるのでそれに引きずられて金利も高くなる。ただGDPギャップが修復に向かっているので、これをもっと伸ばした場合は徐々に戻っていくと考えられます。
Q 可処分所得は最初の年が0.60%で5年目は1.03%となっている。つまり可処分所得は増える。ところが消費は減っていって、4年目、5年目はマイナスになっています。これはどうしてですか。
A これは物価が高くなっているので消費性向が下がっているからです。
Q 物価が上がれば可処分所得が増えても消費が減るのですか。
A 物価が上がれば消費の意欲が減っていくということ。
Q 実質の可処分所得が増えれば消費は増えるのではないですか。
A 実質が減るのもありますし、消費者が消費をしようという動機も減る。
Q 動機までがモデルに入っているのですか。
A 消費者物価が期待物価より上がってしまうと今買うのを止めようということになります。
Q 心理的なものまでモデルに入っているのですか。
A そうです。
Q 設備投資も同様ですか。
A これは金利が上がった影響ですね。金利が上がって借りられなくなる。
Q 借りられなくなると言っても内部留保が300兆円もあるのですよ。借りなくてもいいじゃないですか。銀行は貸さないかというと今は融資先を見つけるのが大変な状態です。国が僅か5兆円の国債発行をしたところで、日銀が毎年何十兆円も円国債を買っています。それを考えたら5兆円など雀の涙で、ここに考慮すべきでは無いと思いますが。
A 直近まで回帰した結果こうなりました。
Q これは小さな国で、経常赤字が続いていてお金を出せないというような国で、民間と国がカネの取り合いをしているというようなモデルですね。
A 2016年まで回帰しています。80年代から2016年まで回帰していますから。昔の影響も多少捉えています。
Q 昔の状況は参考にならないと思います。状況は違うでしょう。マネタリ-ベースが500兆円というのは大きいでしょう。日銀当座に400兆円も入っています。それを使おうと思えばいくらでも使えるわけで、それに比べ5兆円というのは取るに足りないと思います。国債の品不足というか取り合いになっていて資金不足どころか資金がもの凄くだぶついています。もともとこんなマネタリーベースは要らないですね。昔はマネタリーベースは全然少なかった。数十兆円で十分だった。それで足りるのだけど、異常な異次元金融緩和をやっていて大変なカネ余りになっている。
A モデルに反映しているのはフローなので、ストックは反映されていない。そういうところもあるかもしれない。
Q 現在の実情にあってないですね。
  公債等残高ですが、政府支出を増やしたら、普通の人は借金が増えるだろうと思うのですが、この計算ではGDPのほうがもっと増えるから、債務のGDP比は1年目は1.62%減少、2年目は1.11%減少、3年目も0.35%減少です。4年目、5年目は増加になってますね。
A そうですね。
Q だんだん借金が積み上がってGDPの増加ではまかないきれなくなってくる。これが金利上昇がかなり効いていて、金利上昇で名目GDPも押さえられているし、税収の増加も抑えられている。もし金利上昇が無かったらもっと物価も上がるだろうし名目GDPも増えます。この場合4年目、5年目もマイナスが続くと思います。
A そうですね。分母が大きくなるので改善しますね。
Q ですから政府支出を増やす事が果たして将来世代へのツケを増やす事になるのかという事ですね。むしろ減らすのではないかと想います。
A はい。
Q 乗数そのものがこのモデルでは小さすぎる気がします。他のモデルでは乗数はもっと大きく、名目GDPももっと増える。日経NEEDSなどで計算してももっと大きな乗数になり、GDPがそれだけ伸びると公債等残高のGDP比がもっと大きく減っていく。
A はい。
Q であれば、政府支出を増やせば将来世代へのツケは実質的に減っていくと思うのですが。
A このシミュレーションだと実質GDPがだんだんショックを与える前の値に収束していく。長い目でみると、つまり20年、30年というような先を見ると同じような水準になって・・・
Q どうしてそうなるかと言えば、民間と政府で資金の取り合いを行い資金が足りなくなる。政府が資金を使いすぎると民間は使えなくなるから結局政府がやってもやらなくても同じになるという考えですが、実は資金はマネタリーベースを見れば500兆円もある。だから5兆円を政府が使っても民間の資金を取り上げているということにはならない。政府も使うが民間も使ってくれと言っているのです。国は異次元緩和で資金を供給しているし、まだまだいくらでも資金を供給できると言ってなんとか2%のインフレ目標を達成しようとしているわけです。民間がなかなか使わないので政府が率先して使うとGDPが増える。限界はありません。
A いずれにせよ、需給はだんだん収束していくように調整されていくので名目GDPが増えても潜在GDPが上がらないとだんだん潜在GDPに収束していきます。
Q でも、潜在GDPがなんであれ、物価が上がれば、名目GDPが増え、債務のGDP比は減ってきますね。
A そうですね。
Q 実際、もっともっとインフレ率の高い国だと債務のGDP比は日本のように200%などではなく30%、40%程度に収まっています。どうして収まっているかといえばそれはインフレのお陰ですね。だからインフレが進めば債務のGDP比はあっという間に下がってしまう。今、債務のGDP比が200%くらいだけど、これが300%、400%というように上がっていくかというとインフレが進めば絶対にそんなにならない。インフレ目標2%に達することができれば1000兆円の2%は20兆円ですから、2%のインフレ率なら何もしなくてもその程度借金を減らしたことになる。
A そうですね。
Q だからインフレが進めば、公債等残高のGDP比は減っていく。だから景気対策として政府支出を増やした方がいいという結論になりますよね。
A ちょっと、バランスの問題ですね。公債を減らすだけのインフレができるのであれば・・・
Q 借金を返すと言っても今財政黒字にはできないですよ。黒字にすればもの凄いデフレになります。公務員の給料も払えなくなります。ワニの口と言っていますが、財政黒字になるほど歳出削減をするのは無理でしょう。
A 歳出削減だけでは無理ですね。
Q 歳出削減と増税をやっても借金を返せないです。この試算の結果によれば10兆円の歳出削減をするとGDPが大きく下がりますから借金のGDP比は増えますよね。
A はい。政府支出を減らすのですから債務のGDP比は増えます。
Q 1年目が終わりまた2年目も同じようにやればまたGDPが減り債務のGDP比は更に増え、悪循環でデフレはどんどん進むだけで結局債務のGDP比は減ることはないですね。
A そうですね。下手するとそうなることもあり得るということです。
Q この計算では債務のGDP比が4年目、5年目にはプラスになるとありますが、例えば3年目になったときに、また乗数を計算してみるとやはり同じような乗数が得られると思いますよ。そこで政府支出を増やすのがよいのか、減らすのがよいのかと考えると、やはり増やした方が債務のGDP比を減らすにはよいということになると思います。4年目、5年目がプラスになっているというのがミスリーディングで、クラウディングアウトというトリックを使ってわざと景気を悪くしている。そのトリックは通用しない。日銀はいくらでも国債を買えるので少しでも金利が上がってくれば国債を買い増せば良いだけです。財政出動を拡大していけば景気は良くなる。ある程度景気がよくなると、日銀当座に400兆円を貯めていくのが馬鹿馬鹿しくなってお金を使い始める。そうすると景気が加速度的に上昇する。
A モデルはプレーンな状態でやっているので、実際の経済はいろんな制約とかある。
Q 将来への期待を入れる。例えば物価が上がってきたとする。その時マネタリーベース500兆円がそのまま塩漬けにしておくわけないし、皆さんほぼゼロ金利で銀行に預けたままにしておくわけない。何か運用しようとする。景気が良くなってきたら株も上がる。その時お金が動き出す。ある程度のところに行けば皆さん将来に期待してお金を動かし始める。
A どういう支出をするのかという問題になってきますね。
Q モデルも考えなくてはいけないのではないか。
A 恒に改善は行っているところであります。
Q 日銀はゼロ金利を維持するが、ある程度景気がよくなって物価が上がってきたらゼロ金利をいつまでも続けるわけにもいかないでしょうから、それも考慮しなければいけないでしょうね。中長期試算は来月あたりに出ますか。
A そうですね。今のところは今までと同じような形で、
Q 毎年毎年名目成長率などは下方修正をずっと続けていますが。
A はい。
Q もっと実際に即した試算を出して頂ければ政府もいろいろ考えるのではないかと思うのですが。この試算を見て政府が今の政策で良いのだと思ってしまう。ちょっと成長率が上振れしすぎていて、これはまずいのではないかと思います。もっと実情を反映したもっと厳しい現状を説明し安倍さんを説得して頂いた方がよいのかと思います。2番の乗数を見て頂いて歳出を拡大した方が良いのでは無いかと気付いてもらいたい。消費増税をやるような時じゃないでしょ。財政拡大で将来世代へのツケはむしろ下がるということを安倍さんが知ればやるきになるのではないかと思います。乗数を出して頂いたことはよかったと思います。2010年からずっと出ていませんでした。
A そうですね。
Q これから毎年乗数を出しますか。
A ちょっとそれは分かりません。
Q 有り難うございました。今後も頑張って下さい。

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コメント

 今日は。higashiyamato1979です。いつもお疲れ様です。本来これは大メディアがすべきことなんですがねえ・・・。
 それでは決まり文句! お金が無ければ刷りなさい! 労働はロボットに!人間は貴族に!

投稿: higashiyamato1979 | 2018年12月23日 (日) 12時32分

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