南北で協力して日本に勝ちたい韓国とどう戦うか(No.362)
日韓の経済戦争が続いている。韓国はGSOMIAを破棄した。これで困るのは韓国であり米国も怒らせた。しかしこれも『南北で協力して日本に勝ちたい』という文大統領の悲願に向けての第一歩と考えるべきかもしれない。彼の夢は南北が統一し、核保有国としての経済大国を建設するということか。しかしそれは簡単ではない。かつて西ドイツが東ドイツを吸収する形で統一したのとかなり事情が違う。
金正恩体制に韓国が組み入れられるということか。金正恩は人を虫けらのように容赦なく処刑し続けている。核ミサイルの開発のために国民生活が犠牲になっており電力の供給も乏しく食糧不足で国民は飢えに苦しまなくてはならない。また政府を批判する者、国外に逃亡を試みた者などは強制収容所に送られる。このような北朝鮮の体制をそのまま韓国に導入することに賛成する韓国人はほとんどいないだろう。核を保有したまま北朝鮮に韓国が吸収されることになれば、国連の制裁は韓国にも適用されることとなるから、韓国経済は壊滅だろう。そもそも米国軍が駐留するのに韓国が北朝鮮に吸収されるなどあり得ない。
では韓国に北朝鮮が吸収される場合はどうだろう。核を放棄しないと国連の制裁が続くのだから核は放棄せざるを得ない。核保有国のまま経済大国になるという野望は達成不可能だ。北朝鮮を民主国家にして金正恩体制を崩壊させ韓国に編入させたとしよう。金正恩は多数の国民を処刑した罪で裁判にかけられ有罪(死刑?)になる。この選択肢は金正恩にとって絶対に受け入れられない。米国軍の基地が北朝鮮につくられるようなこの案は中国やロシアにとっても絶対に受け入れられないだろう。
ということは南北力を合わせて日本に勝つという文大統領の夢も絵に描いた餅にすぎない。金正恩にとっては唯一求めたいのは体制保障であり、それが唯一の生きる道だからである。文大統領の「南北協力で日本に勝つ」という発言や、GSOMIA破棄も文氏の最側近のチェ・グク氏のスキャンダル隠しという見方があり文氏は追い込まれている。日本にとってはこの最悪の反日政権は一刻も早く崩壊してもらいたい。そのために、ここで韓国へ(文政権へ)一気に攻勢を強めてはどうだろう。その手段を列挙してみる。
①輸出規制を更に強化
②短期滞在で来日する韓国人に認められているビザの免除措置の凍結・廃止
③反日教育を即時中止せよと要求
④竹島からの即時撤退を要求
⑤韓国における文化面での日本大衆文化流入制限を撤廃せよと要求。撤廃しないなら、韓国ドラマの日本流入禁止。
⑥韓国からの投資の引き上げ。貸しはがしを強行。
⑦日本の銀行による韓国企業に対する信用状の発行を停止する。韓国の通貨は信用がないから、ドルの入手が困難になり輸出ができなくなる。
これらは一気にやるとよい。韓国は大混乱に陥り、文政権を崩壊させることができるのではないか。文政権崩壊後は元に戻せば良い。日本に対してはどんなに悪いことを行っても許されると思っている韓国だが、これにより目を覚まし、普通の協力し合う隣国になってくれるに違いない。そのような経済戦争に勝つには、財政支出の拡大が欠かせない。韓国も歳出拡大をやるようだから、日本だって負けていられないはずだ。