「資本主義社会」から「解放主義社会」へ(No.364)
AIの発展で進化するベーシックインカム論
小野盛司著
三省堂書店の本として出版
著者紹介
小野盛司(おの せいじ)
1974年東大大学院博士課程卒、理学博士。
1974年~1984年カリフォルニア大学、パリ大学、CERN等にて、素粒子論の研究と教育を行う。ウィーン大学教授資格試験審査員。1984年帰国し東大理学部に属しながら東大英数理教室を設立、代表取締役となる、日本経済復活の会会長、1998年と1999年の教育映像祭において優秀作品賞受賞。著書『人間の行動と進化論』(東大英数理教室)、『政府貨幣発行で日本経済が甦る』(ナビ出版)、『これでいける日本経済復活論』(ナビ出版)、『ロボットウイズアス』(ナビ出版)、『日本はここまで貧乏になった』(ナビ出版)、『お金がなければ刷りなさい』(ナビ出版)中村慶一郎との共著
目次
はじめに
第1章 AI/ロボットに雇用が奪われたらどうするか
1-1 ベーシックインカムの問題点
1-2 ナウル共和国はベーシックインカムで破綻した
1-3 レント(不労所得)収入に依存し過ぎる国は衰退する
1-4 ロボット税の問題点
第2章 AI/ロボットの発展過程での課題
2-1 人手不足を解消するためにAI/ロボットを活用するには
2-2 今すぐ生活困窮者を救う方法
第3章 破綻している日本の財政・金融制度
3-1 日本は1982年から財政非常事態だった??
3-2 日本の国の借金は130年間で500万倍になった
3-3 江戸時代の経済を発展させた通貨増発
3-4 国の借金は家計に例えるとローン残高は5379万円??
3-5 見習うべきは中国の財政・金融制度
3-6 政府・日銀もAI化せよ
第4章 解放主義社会に向けて今何をすべきか
4-1 外国人単純労働者を大量に入れるのは間違い
4-2 最低賃金を引き上げよ
4-3 大規模農業が可能になるよう農地を国が買い上げよ。
4-4 薬の調剤を自動化せよ。
4-5 教育のAI化は如何に進めるべきか
4-6 不動産業など情報提供が仕事である場合、インターネットとAI/ロボットで代替する。
4-7 国を挙げて日本語が理解できるAIを開発せよ。
4-8 中古住宅をもっと積極的に活用せよ。
4-9 まずは電子国家エストニアに学べ
第5章 解放主義社会
5-1 解放主義社会とは
5-2 解放主義社会では家事、育児も職業として認める
5-3 進化論で考える人間の行動の意味
5-4 ディスクリミネーターの解放
5-5 善悪の基準
5-6 ロボットの反乱はあるのか
5-7 ロボットに善悪を教えるには
5-8 ロボットのための法律は、どこが違うか
第6章 未来社会の経済
6-1 一人の資本家が全企業を所有した社会
6-2 未来社会が民主的であるには政府の通貨発行権行使が必須
6-3 無制限供給社会
6-4 準無制限供給社会
6-5「労働はロボットに、人間は貴族に」が実現する経済制度とは
6-5-1 シナリオ1 軽い税率
6-5-2 シナリオ2 重税国家
6-5-3 シナリオ3 無税国家
第7章 解放主義社会では社会保険料もタダ
第8章 幸福とは何か
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コメント
今日は。higashiyamato1979です。是非読みたいです!
投稿: higashiyamato1979 | 2019年9月14日 (土) 16時03分