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2021年9月20日 (月)

選挙はマスコミに露出する機会が増えた候補に有利(No.447)

2016年の米大統領選ではトランプ氏が勝利した。トランプ氏は不動産で財をなし、テレビのリアリティー番組で人気を集めたが、政治の世界では新参者で、前年の6月に出馬を表明した際には、同氏への嘲笑もあった。当初は泡沫候補と言われ、発言内容は間違いだらけで問題発言も多く、頻繁にその事を指摘された。結局、トランプ氏はマスコミの露出が異常に大きくなり、大統領に当選してしまった。選挙の後で、騙されたと感じた国民も多かったのではないか。

今回の総裁選でもこれに似た事が起きようとしているのではないか。河野氏の支持率が最も高いと言われている。故にマスコミはまず河野氏の意見を求める。ある番組では4人の候補者に各々の候補者が他の候補者を指名して質問をさせた。このとき河野氏以外の候補者は河野氏の政策の問題点を指摘すれば河野氏の独走を止められると思ったのか河野氏に質問が集中した。しかしながらこれでは河野氏の露出を後押しし、逆に河野氏の独走を助ける結果になった。本当に河野氏の独走を止めようと思うなら、質問する相手を河野氏以外の候補にすべきだった。そうすれば河野氏の露出を減らすことができる。これが正しい戦略というものだ。中立性を保つのであれば、マスコミも河野氏に真っ先に質問するのでなく、最初に質問をする候補者はランダムに選ぶべきだ。

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